第7回定例会(終了しました)
2010.01.20 |Category …定例会
【第7回定例会】
日時:2月27日(土)19:00~
場所:福岡国際医療福祉学院 601教室
■症例検討
演者:山本茜(八木病院)
演題:大腿骨頚部骨折患者の評価と治療介入
(要旨)
今回、右大腿骨転子部骨折Hanssonpin術後に歩容不良を呈した症例を担当した。
症例は、立位アライメント及び立位動的バランス不良のために、歩行の安定性が低下していると考えられた。
立位姿勢・重心移動に着眼して治療介入を行った結果、歩容の改善による歩行耐容能の向上がみられたので報告する。
*今回の定例会は,参加者全員の共通理解をより深めることを目的としてグループ討議を行う予定です.
*じっくりと,かつ多くを議論できるように,通常2Caseであった症例検討を1Caseとしています.
【参加申込】
タイトルを「第7回定例会」として1.氏名 2.懇親会出欠 を記載し,integrate_fukuoka@yahoo.co.jpへ.
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第6回定例会(終了しました)
2009.11.17 |Category …定例会
【第6回定例会】
日時:12月20日(日)12:00~開場 13:00~講義 17:00~懇親会(忘年会)
場所:福岡国際医療福祉学院
■講義
演者:玉利誠(福岡国際医療福祉学院)
演題:「Sensorimotor integration~運動の理解と治療の発展に向けて~」
(要旨)
理学療法の目的は基本動作の改善である.動作は運動によって具体的に行われる仕事や課題との関係で行動を分析する単位であるため,我々は運動について深く考えていかねばならない.
しかしながら,運動の発現・制御・維持(学習)に関わる大脳皮質や基底核のネットワークは大変複雑である.
運動を発現するためには頭頂葉で視覚情報と体性感覚情報を統合し,大脳辺縁系における情動評価の後,前頭野にて身体図式に基づいた運動が計画されることが必要である.また,計画された運動を実行するためには,腹内側系や背外側系の協調が必要であり,皮質,基底核,小脳の連関によって筋緊張が適切にコントロールされることも重要である.さらには,適切かつ正確な運動の学習のために,運動指令時に生じるefference copyと実際の運動によって生じた感覚の差異を比較・照合し,運動計画とプログラムが修正される必要がある.
これらのことを踏まえれば,動作を如何に分析し治療介入していくかという問いへの答えは,セラピストが「運動」を,もっと言えば「身体」をどのように捉えているかによって変化し得る.大切なことは,自身の臨床推論を支える基本概念についてself monitoringしておくことではないだろうか.
そうした思いから,今回は運動の「発現・制御・学習」という3側面,及び3つの運動の制約レベルに着目しながら,Bobathや認知運動療法を組み合わせたsensorimotor integrationという現在の自身のコンセプトを述べるとともに,時間の許す限り幾つかの治療介入例を紹介したい.
第5回定例会(終了しました)
2009.10.07 |Category …定例会
【第5回定例会】
日時:11月7日(土)19:00~
場所:福岡国際医療福祉学院 201教室
■Case1
演者:金子尊志(福岡リハビリテーション病院)
演題:楽に歩ける身体を目指して
症例:右被殻出血 左片麻痺
内容:治療介入
(要旨)
今回、右被殻出血により左片麻痺を呈した症例を担当した。症例は過剰に身体を固め、支持面の変化に対してさらに代償を強めるといった問題点があった。今回は頭部から骨盤帯までの連結を考慮した治療介入により、歩容の改善がみられたので報告する。
■Case2
演者:小宮優(八女リハビリテーション病院)
演題:痙性が歩行へ及ぼす影響~麻痺側足関節に着目して~
症例:クモ膜下出血(subarachnoid hemorrhage:SAH)
内容:治療介入
(要旨)
今回、SAH、左中大脳動脈領域梗塞により、右片麻痺、失語症を呈する症例を担当した。
体幹、股関節、膝関節と様々な問題点はあるが、今回は痙性による足関節の問題点に着目し、アプローチを行った結果、若干の改善が認められたため、報告する。
第4回定例会(終了しました)
2009.10.05 |Category …定例会
【第4回定例会】
日時:10月3日(土)19:00~
場所:福岡国際医療福祉学院 201教室
■Case1
演者:本村悠史(福岡豊栄会病院)
症例:右根性坐骨神経痛
内容:治療介入
(要旨)
今回、右根性坐骨神経痛の方を担当させていただく機会を得た。症例は腹部の切開、踵骨骨折、圧迫骨折などの様々な既往歴があり、それらが影響しあうことで現在の疼痛とアライメントが形成されたと思われる。
非常にアプローチに難渋しており、今回このような症例に対しどのようなアプローチを展開していくべきかをテーマに発表したいと思う。
■Case2
演者:原田和博(佐田整形外科病院)
症例:肩甲胸郭関節挫傷
内容:治療介入
(要旨)
今回、交通事故後肩甲胸郭関節挫傷と診断され、肩甲骨周囲の轢音と疼痛を訴える患者様の治療を担当させていただく機会を得た。
症例は部活で剣道をされており、競技復帰を望んでいる。肩甲骨周囲筋群の筋力強化を中心にアプローチを行ったが、疼痛の改善が獲られなかった。今後の治療について発表、議論させていただく。