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Integrate - Fukuoka -

疾患領域を問わず、理学療法の知識と技術を「集約・統合(integrate)」することに努め、対峙する患者の身体と精神をより良く「集約・統合(integrate)」できるTherapistを目指します。

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第2回定例会(終了しました)

DSCF6459.JPG







【第2回定例会】

日時:8月8日(土)19:00~
場所:福岡国際医療福祉学院 201教室

<内容>
 演題:『術後の代償的な歩行戦略を考える~左右立脚期の関連性に着目して~』
発表者:工藤芽久美(済生会唐津病院)

-要旨-
今回、右大腿骨転子部骨折CHS術後に代償的な歩行を呈した患者を経験した。
右下肢の浮腫改善の遅延および左股関節痛を生じており、左右の立脚期が相互に影響しあって歩行の耐久性を低下させているものと考えられた。
左右立脚期の関連性に主眼を置きアプローチを行った結果、歩容の改善が認められ、歩行の耐久性が向上したため報告する。

▽当日の様子はこちら

定例会を終えて

今回の定例会は、終始発表者が発表するのではなく、
下記のように参加者を含めたディスカッションを盛り込みながら、
参加者全員でStoryを作り上げていく形式で行われました。

1)症例の動画提示
2)ディスカッション(観察から抽出される異常動作は何か)
3)症例の検査・測定結果の提示
4)ディスカッション(症例の動作戦略の推測)
5)発表者の臨床推論と治療結果
6)ディスカッション(臨床推論のまとめ)

発表者の工藤からは、
右CHS後に反対側の左股関節に疼痛を訴えて歩行困難を呈する症例から、
歩行における両下肢間の関係性を捉える内容が提示されました。

今回の定例会の形式は初の試みであり、
また、時間も1時間と短く、
座長の私が十分にまとめきらない点もありましたが、
発表者および参加者の意見交換は活発で、
得るものは多かったように思います。

身体的な部分の関係性だけでなく、
これまでの既往やそれに基づく時系列な動作戦略の変性を考えていくところなどは、臨床においても特に大切にしたい視点であると思います。

次回定例会も楽しみです。
(文責:世話人 玉利)
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